だめな自分を受け入れる大切を教えてくれたアニメ「王様ランキング」11話
アニメ「王様ランキング」の11話を見ました。
ほんわかとした絵柄で、一見子ども向けアニメかと思うのですが、登場人物たちが成長していく過程には勇気がもらえて、人として大切なことも教えてくれるので、大人も学べることが多いと思います。
今回特によかったのが主人公のボッジの剣の師匠、デスパーの言葉。
ちなみに演じているのは櫻井孝宏さん。
ボッジの師匠のデスパーの言葉が深い!
デスパーは金目の物に目がなく、自分大好きなナルシストです。
酒場で荒くれ者に絡まれたときは無視をしていたのに、自分の顔をラクダ顔と言われたときは、「弟子の悪口は許しますけど私の悪口は許しませんよ!」と憤慨。
その様子を見ていたボッジの友だちカゲの「逆でしょ!」というツッコミが最高で、思わず笑ってしまいました。
自分中心のデスパーですが、親身になってボッジを鍛えたり、勇気づける言葉を掛けたりと優しい面もあります。
修行を終え、旅立とうとするボッジにデスパーはこう言います。
「ボッジ君あなたが気にしていることはもしかしたらあなたの長所なのかもしれない。あなたはその欠けたもので普通の人にはないいろんなことを経験しています。それは苦しいけれどきっと自分の道を切り開く力になるでしょう」
そして、デスパーは力強くボッジの肩を両手で掴み、
「だから自分の全てを愛しなさい」
この言葉にボッジは号泣します。
人よりできないことが多く、周りから非難されたり、馬鹿にされたりと悲しい思いをしてきたボッジにとってこの言葉は心に響いたのかもしれません。
言葉も素晴らしいのですが、櫻井さんの穏やかで包み込んでくれるような優しい声も合わさって、観ているこっちも泣きそうになります( ;∀;)
できることがたくさんあることは素晴らしいですが、人間みんな完璧じゃない。
できないことの方が多くて、つい人と比べてしまい、だめな自分を責めがちです。
でも、自分がコンプレックスに感じていることは見方を変えれば強みになるかもしれないということをデスパーさんの言葉は教えてくれます。
力の弱いボッジはすばやく動き、人間の急所を学び、的確に攻撃することで強くなりました。
自分を諦めずにできることを精一杯努力する。
少しづつでも前に進もうともがけば道が開けることを今回の王様ランキングを観て学ぶことができました。
「どうしてこんなことこともできないんだろう」
「自分はほかの人よりも劣っている」
そう落ち込んだとき、できないことを嘆くのでなく、強みに変えられないかを考えてみると景色が変わってくるかもしれません。