【マンガ】あなたの亡骸は私が拾いたいんです「売れっ子漫画家×うつ病漫画家」
人生どん底のうつ病漫画家を救ったのは?
マンガ投稿サイトの「pixiv(ピクシブ)」で連載されている「売れっ子漫画家×うつ病漫画家」。
11月現在で13話まで投稿されています。
BL作品ですが、今のところ登場人物の二人は恋愛関係にはないので、「BLが苦手…」という人も読みやすいと思います。
うつ病を患い、ペンを手に取ることすらできなくなった漫画家の古印葵(こいんあおい)こと福田矢晴(ふくだやはる)。
ひょんなことから売れっ子漫画家の青年と出会い、押し切られる形で一緒に暮らし始めます。
彼の名前は望海可純(のぞみかじゅん)こと上薗純(かみぞのじゅん)。
見た目は好青年ですが、矢晴への執着心が異常で不気味なんです…。
売れっ子漫画家・純の異常な執着心
二人が一緒に住む前のこと。
矢晴は自分の大ファンである純に、彼の漫画を読んだことがなく、無関心であることや、今はもう漫画を読んだり、描いたりする気力がないことを告白し、自分には期待をしないでほしいと伝えます。
しかし、純は優しく微笑み、
「私があなたを助けたいのと私の漫画はなにか関係あるんですか?」
そう言って矢晴を優しく抱きしめます。
憧れの人の辛辣な言葉に幻滅してもおかしくない状況で、この言葉が出たのは矢晴への深い尊敬心からなんだろうと思いました。
しかし…、
「あなたの亡骸は私が拾いたいんです」
そう言って妖艶に笑った純の笑顔はとても不気味でした。
これは尊敬心だけではないような…?
その後、純はゴミで溢れた部屋に住んでいる矢晴に自分の家で一緒に暮らすことを提案。
引っ越し費用を負担したり、専用の部屋を与えたり、お風呂に入れたりと甲斐甲斐しく世話を焼きます。
いくら自分が好きな漫画家だからといって中々ここまでできませんよね。
人の闇を描いたリアルな言葉や時折のギャグシーンが魅力
矢晴は暮らすうちに、純の才能への嫉妬心や劣等感など暗い感情に襲われます。
こういった負の気持ちは誰でも一度は抱いたことがあるのではないでしょうか?
生きづらい気持ちを矢晴が代弁してくれているので、読んでいると心が軽くなります。
また、矢晴がルンバにごみとして吸い込まれそうになるシーンなどシリアスな中にも、ギャグシーンがあるので思わずほっこりとした気持ちに。
作者様によると、ハッピーエンドで終わるらしいです😃
今後も安心して二人の暮らしを見守っていきたいと思います!