猫田のサブカルインフォメーション

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自由に働くには?「好きなことだけで生きていく」堀江貴文

 -好きなことを仕事に。

 

 今の世の中でどれだけの人が実現できてるのでしょうか。

 

 確かに、インターネットの普及に伴い、活躍できるチャンスが広がり、好きなことを仕事にできるようになった人たちは昔と比べて増えているのかもしれません。

 

 しかし、現実はまだまだ「仕事=我慢」して働いている人たちが大半だと思います。

 

 この本ではタイトル通り、「好きなことを仕事」するための大切さについて書かれています。

 

 その中で天職の見つけ方について、

 

「好きなことを見つけるために、少しでも興味のあることを手当たり次第にやっていくことしかない……そして、人生の早い段階でできるだけ早くに何かに打ち込んで、小さなことでいいから結果を出して、「成功体験」を積むこと。……そうすればいずれは大きなことにも挑戦できるようになり、自動的に「好きなこと」「やりたいこと」も出てくるはずだ」

 

 ここで大切なことは、「好き」をとことんやり続けて、広げていき、実際に作ってみたり、体験したりと、形にしていくことだと思います。

 

 そのお手本となるような人たちの話が本書では紹介されています。

 

 例えば、名店ながらも週3日しか営業しない寿司屋さんの大将の場合は、休みの日は気になるお店を食べ歩いたり、他の飲食店とコラボレーションしたりとしているそうです。

 

 ほかにも、半年しか営業していないお店の話も出てくるのですが、名店ながらも、働く日数が少ないことに驚きました。

 

 しかし、休みが多いからこそ好きなことに費やすことができ、仕事に生かせる柔軟な発想が生まれるきっかけになるのでしょう。

 

 また、「必ずうまくいく」と思い込むことの大切さについても書いています。

 

「極端な例だが、僕が逮捕されたり、服役を余儀なくされたりといった一連の騒動を思いだしてほしい。……そんな渦中にあるときでさえ、僕は「今、ここ」に集中していた。だから、刑務所の中から有料メルマガを発行して多くの方にメッセージを発信したり、出所直後から著作を出し続けたり、「アウトプットする人生」をあきらめずにすんだのだ」

 

 人は過去を悔んだり、将来を不安に考えたりと、現在に集中できてないときもあります。

 

 自分の夢が実現すると、信じ続けることは難しいですが、自分の置かれた状態が苦しくても、人生を投げ出さずに、好きなことを一つ一つ積み上げて、のめり込んでいく。

 

 そうした、自分の気持ちを押し殺さずに、自由で柔軟な働き方に近づいていきたいものです。