猫田のサブカルインフォメーション

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アニメ1期を観た後に「呪術廻戦0巻」を読んで

かっこよさとギャグを楽しめるアニメ

 少年ジャンプで人気連載中の「呪術廻戦」。

 

 自分はアニメから呪術廻戦を知りました。

 

 人間の負の感情から生まれる呪霊。

 

 それを祓う呪術師の闘いを描いたバトルアニメです。

 

 戦闘中に流れるスタイリッシュな音楽やきれいな作画など、とにかく完成度が高い!

 

 登場人物たちのふとした言葉にハッとさせられることもあり、自分が当たり前に思っていたことを深く考えさせらることもあります。

 

 シリアスシーンの中のギャグシーンも面白く、何度も録画したアニメを観ていました。

 

0巻は主人公の乙骨勇太のギャップがたまらない

 第1期が終わった頃に、コミックスの0巻が映画化が発表され、気になり、購入。

 

 アニメの内容しか知らないので、読んで理解できるか心配でしたが、すんなりと読むことができました。

 

 0巻の話の内容は、本編の主人公が呪術を学ぶ「都立呪術高専」に入学する前のお話です。

 

 主人公は、乙骨憂太。

 

 彼は子ども頃に死んでしまった幼馴染のリカちゃんに呪われているのですが、自分に危害を与える者からリカちゃんが守ってくれていました。

 

 その分、自分をいじめていた男子生徒を重症にしてしまうなど、周りを傷つけてしまうことに悩み、死にたいとさえ思っていたところを、呪術高専の教師・五条悟が勇太を高専へ転入させます。

 

 最初は自分に自信がなく、おどおどしていた勇太が、高専のみんなと切磋琢磨するうちに、少しづつ変わり、前向きになっていく姿は、読んでいるこっちが元気づけられます。

 

 特に、死にたいと思っていた勇太が、「誰かと関わりたい 誰かに必要とされて生きてていいって自信が欲しいんだ」と涙ながらに語り、それを聞いた同級生の真希が「じゃあ祓え 呪いを祓って祓って祓いまくれ!! 自信も他人もその後からついてくんだよ!!」と鼓舞されるシーンは自分の胸に刺さりました。

 

 ただ変わりたいと思うだけでなく、行動した後に結果がついてくるという真希の言葉はファンタジーの世界だけでなく、現実でも大切だと思ったからです。

 

 憂太がストーリーの前半とは違い、冷酷に敵を追い詰めていく表情や言葉などはギャップがあって、かっこよく、いい意味でゾワッとしました。

 

 シリアスなだけでなく、勇太が真希に暴言を吐かれながらも修行をつけてもらうシーンや五条悟のマイペースな行動などギャグシーンも面白いです!

 

敵キャラも魅力的

 また、敵役の夏油傑についてですが、彼は敵ながらも自分なりの正義を持っていたり、おちゃめなところもあったりして憎めないんですよね。

 

 0巻を読んだ後に、彼の過去編が描かれている8巻と9巻を読み、なぜ彼が呪術師の敵となったのかがわかり、切なくなりました。

 

 映画を観る前に、0巻、8巻、9巻を読んでおくと、より呪術廻戦の世界観を楽しめますよ!