猫田のサブカルインフォメーション

小説、漫画、アニメ、映画などを紹介していきたいです。

読者に寄り添う『「やる気」が出る心理学』中越裕史

 仕事で悩んでいるときに読んでみたら、心が軽くなった本があったので、紹介します。   

 タイトルは『「やる気」が出る心理学』。作者は心理カウンセラー中越裕史(なかごしひろし)さん。

   タイトル通り、やる気の出し方について書いてあります。この本の特徴は「○○すべし!」と書いてあるんじゃなくて、読者に寄り添うスタイルで書いてあること。

 頑張ることができないのは根気がないからと考えちだけど、頑張れないのは理由があって、疲れていることも理由の一つだと書いてあります。

 つまり、会社で夜中まで働いているのに、その後家に帰ってから頑張れないのはしょうがないことだということです。

 その他にも野球選手のイチロウ選手はメディアでは常に頑張っている姿が取り上げられているけれど、実は休むときはしっかり休んでいるエピソードが書かれていて、休息をとることの大切さが書かれています。

 つい頑張りすぎて体調を壊す人がいますが、ときには肩の力をぬいてリラックスをするなどして、メリハリをつけることが必要となってくるのでしょうね。

 作者はサラリーマンをしていましたが、休みなく毎日夜中まで働き、仕事のストレスから部下にやさしくできないそんな自分がいつも情けなく感じていました。

 そこで前々から興味のあったカウンセラーの資格をとることになることを決心。カウンセラーになるまでの悩みや苦労などの実体験が書かれていて、共感できる部分もあり、似たような悩みを他の人も抱えていることを知って、ほっとできました。

 

この本は

・頑張りすぎて疲れた人
・やる気の出し方を知りたい人
・仕事で悩んでいる人

といった人が読むことをおすすめします。