猫田のサブカルインフォメーション

小説、漫画、アニメ、映画などを紹介していきたいです。

「ONE PIECE FILM RED」を観るべき人って?

興収171億円を突破した映画ONE PIECE FILM RED」

映画オリジナルキャラのウタや歌い手adoの歌声などワンピースファンなら気になっている方も多いのでは?

というわけで話題のワンピース映画を観てきましたので、感想を書いていきます👍

観に行くか迷っている方は参考にしてみてください。

ネット上では賛否両論の意見がありますが、

1.ローのファン🐯

2.adoのファン♬

3.シャンクスのファン🍶

どれか一つでも当てはまる人は楽しめそうな気がしました😃

それぞれ理由を紹介していきます。

なお、じゃっかんネタバレが含まれているので、ご注意を。

 

 

ローファンの楽しみポイント

普段、口数が少なく、クールなローですが、今回はベポと一緒にウタのライブに来ていて、ベポにツッコミを入れたり、呆れたりと表情豊か。ベポがいい仕事をしています✨

出番も多く、ロー好きの自分にとっては大満足でした☺️

ライブにはウタのファンであるベポの付き添いで来ていたみたいです…優しすぎるよ😭

 

adoファンの楽しみポイント

世界中の人から愛されている歌姫のウタ。

その歌唱シーンをadoが担当しているのですが、映画館ならではの迫力があり、まるでライブ会場にいるような気持ちを味わえました✨

↓「新時代」明るい曲

ウタはウタウタの実の能力者で、最初はその能力を使い、観客を楽しませているのですが、だんだん彼女の闇の一面が現れてきます。

それに合わせて歌も怒りや嘆きの気持ちが表現された曲調に変わっていくのですが、adoのかっこいい歌い方がよかったです。

↓「Tot Musica」ウタの負の感情が爆発してる

最後は優しく、泣きたくなるような歌声で締められ、感動を引き立てます🥲

↓「世界のつづき」

映画を通してadoの色々な歌声を聴けるので、ファンにはたまりません。

 

シャンクスファンの楽しみポイント

シャンクスってよくわからないというか、捉えどころのない感じがしていました。

そんな彼が見せた娘への想いに「こんな一面があるのか〜」とギャップ萌え😍

戦闘シーンもあり、かっこよかったです。

シャンクスだけでなく、ウタが大切にしているものを赤髪海賊団全員が守ろうとするシーンも感動しました…。

 

最後に

今までのワンピース映画は「敵が現れ、やっつける!」というパターンが多かったと思うのですが、

今回は明確な悪者でなく、ルフィにとっては幼馴染、シャンクスにとっては娘というウタが中心に話が進むストーリーです。

いつものワンピース映画を期待している人にとっては期待と違ったものだったかもしれませんが、大切な人を想うことの尊さや仲間との絆、歌の素晴らしさを教えてくれる素敵な映画でした。

気になった方はぜひ劇場で体感してみてください🎬

11月も入場者特典があるようなので、要チェックです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思わず吹き出す面白さ!おすすめエッセイ漫画5選

最近よくエッセイ漫画を読んでいるんですが、面白いものが多いんですよね😂

中には実話なのか疑いたくなるほどの爆笑エピソードもあり、読むと元気が出ます💪

そこで、今回は思わずクスリと笑ってしまうエッセイ漫画をご紹介✨

カエルDXのオタ活日記

「カエルDX」さんのエッセイ漫画。オタクな作者の日常がコミカルに描かれています。

面白すぎるので、会社や電車で読むのは注意しましょう😂

特に自分が好きな話は「25歳成人オタク男性がママにコーディネートしてもらったレポ漫画」編。

作者が実家にオーキド博士のTシャツ姿で帰省したことから、作者の母、弟、妹によるファッションコーディネートバトルが勃発します。

しかし、その戦いは意外な結末に…。

母、弟、妹の作者への対応が一見雑にも見えますが、なんだかんだ言って仲良し感が溢れているので、読んでいて和みます😊

↓「25歳成人オタク男性がママにコーディネートしてもらったレポ漫画」編はコチラ

 

自己肯定感0の私とロシア生まれの彼が出会ったら

もしも、性格が全く違う二人が一緒にいたら…。

自己肯定感が低い作者のはりさんと楽天的なロシア人の彼との日常が描かれています。

お互いの考え方や価値観が違うからこそ相手の言葉に救われたり、面白さがあったりと大切なことに気づかせてくれるエッセイ漫画です。

彼のお尻が大好きなあまり指を突っ込んでしまう作者のはりさんや、セクシーでいるために皿洗いをするときは上半身裸でいる彼など、作者と彼が個性的で、笑えるエピソードも満載🤣

Twitterでも読めます!

はり (@hari4koma) | Twitter

きょうの横山家

作者は漫画家で二児の父である横山さん。

奥様も漫画家なので、ちょっと変わった家族エピソードもあります。

自分は息子のゆうたくんが作者であるパパへの理不尽さや大物感溢れる余裕のある態度が好きです(笑)

↓作者のブログでも投稿されています

腐女子のつづ井さん

漫画やアニメキャラなどを応援する「推し活」が盛んですよね。

そんな趣味を全力で楽しむ腐女子のつづ井さんのエッセイ漫画。

例えば、好きなキャラの身長と同じ高さの位置にマスキングテープを貼って、キャラ同士の身長差を実感するといった、好きなことをトコトン追求する姿は側から見たらシュールで面白いです。

また、自分が設定した架空の彼氏から、クリスマスにもらったプレゼントを自慢し合う会を開催するといった、作者と同じ熱量で一緒に好きなことに取り組む愉快な仲間たちも登場します!

そんな友だち、いや同士がいるのは羨ましいです(笑)

ピクシブでも読めます!

犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい

あなたは犬派?それとも猫派?

作者は犬と猫と一緒に暮らしています。

犬くんは小学生男子のようにハイテンションで、猫さまは凶暴でクールと、対比的な性格なので、一つの出来事に対しての反応の違いが面白い😂

時折見せる犬くんと猫さまの思いやり溢れる行動にジーンと感動することも🥺

ピクシブでも連載中!

 

ハンカチ必須のファンタジーBL漫画

もしも、不思議な力があったら?

「自分に超能力があったらなあ」と思ったことはありませんか?

例えば、金を生み出せたらお金に困らなさそうだし、物を凍らせる能力があれば夏は涼めるし、アニメみたいなかっこいい技をみんなに披露できそう😏

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しかし、一見便利そうでも、超能力者自身を幸せにするとは限らないようです…。

切なくもあたたかい物語

今回、紹介するのはマンガ投稿サイトの「pixiv(ピクシブ)」で連載されている「ココノビ総合研究所」。

R18指定のがっつりBLなので、18歳未満の方は要注意です!

作者は高尾さん。Twitterもされているようです↓

高尾 (@seikaitakao) | Twitter

この研究所には、妖怪や超能力者など特殊な人たちが在籍しているのですが、そこで描かれる彼らの物語が切なくもあたたかく、ついつい引き込まれてしまいます☺️

↓第1話はここから読めます!

様々なキャラが登場しますが、中でも読んでほしいのが、周辺を凍らせることができる氷人間の綿部君と、彼を護衛する江角君の話です。

綿部君はクールな子なんですが、江角君のこととなると執着がすごい。

振り回される江角君を見てると、少し不憫にも思えます😅

でも、綿部君は江角君のことが大切だからこそ、自分のせいで彼が大怪我を負ってしまったとき、彼から離れようとするんです。

普段、無表情な綿部君が涙ながらに胸の内を江角君に話すシーンは何度読んでも涙が止まりませんでした😭

その話が29、30、31話の「あなたのために」

しかも、実はこの二人幼少期に出会っているんです。

ある事件をきっかけに綿部君によって江角君の記憶は抜き取られていますが…。

二人の過去編はこちらから↓

他にも、吸血鬼や九尾の狐など個性豊かなキャラが登場します!

みなさんもココノビ総合研究所の日常を覗いてみませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 

人気男性声優勢揃い!料理男子に癒される飯テロアニメ

 

和風喫茶でおもてなし

ほんわかとした雰囲気に癒されるアニメ「鹿楓堂(ろくほうどう)よついろ日和(びより)」

タイトルの鹿楓堂とは、和風喫茶☕️

イケメン店員たちが、鹿楓堂に訪れるお客さんの悩みに寄り添い、そっと背中を押してくれます。

女性向けというよりは、人と人の心の触れ合いを描いた人情系なので、男性でも楽しめると思います。

1話完結型なので、ストーリーを追う必要もありません😊

店主だけど料理オンチの「スイ」

鹿楓堂の店員は4人です。

1人目が、店主権お茶担当のスイ

メガネが似合っていて、口調がとても丁寧で、笑顔が眩しい

こんな店員さんに接客されたら、世の女性はみんな惚れてしまいそう。

声を担当している諏訪部順一(すわべじゅんいち)さんが、スイの品の良さををより引き出していて、聞いているだけで幸せな気分に。

そんなイケメンなスイですが、茶店の店主なのに料理が全くダメなところや、猫が絡むと少し変態っぽいところがあり、面白い🤣

↓スイ

中身がおじいちゃんな好青年「ときたか」

2人目が、料理担当のときたか

黒髪が似合う好青年なんですが、趣味が時代劇や園芸など中身はおじいちゃんみたいな子です。

中村悠一(なかむらゆういち)の優しいのんびりとした声がとても合っています。

ツンデレなパティシエ「つばき」

3人目が、スイーツ担当のつばき

基本ツンツンしてるんですが、人見知りでパニックたり、照れ屋な一面があったりとギャップがかわいい❤️

声を担当しているのは山下大輝(やましただいき)さん。

ツッコミにまわりがちな勢いのあるつばきの声が心地がいいです。

↓ツンツンしてないつばき

ムードメーカーの天然キャラ「グレ」

4人目がバリスタグレ

彼は日本とイタリアのハーフで、よくラテを作っています。

絵が不気味ですが、味はおいしいようです😅

本人はなぜか自信満々ですが。

陽気でムードメーカーの彼の声を、小野大輔(おのだいすけ)さんが明るく演じてます。

料理やデザートも魅力的

このアニメ、ストーリーやキャラ以外に注目してもらいたのが、毎回出てくる料理やデザートです🍰

観終わった後はカフェに行きたくなったり、料理を作りたくなります。

自分は鶏胸肉で作ったとり天を作ってみましたが、とっても柔らかくておいしかったです🐓

天丼のイメージが変わりました。

→詳細はアニメ4話を

アプリのギャオで、4月9日まで全話無料視聴できるので、気になった方はぜひ観てみてください🤗

 

↓こちらは原作の試し読み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スクリーンの中にはシンジ君ではなく、乙骨憂太がいた「劇場版 呪術廻戦0」感想

呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校 (ジャンプコミックスDIGITAL)


www.youtube.com

話題の「劇場版 呪術廻戦0」観てきました!

制作は「ユーリ!!! on ICE」や「進撃の巨人 The Final Season」などを手がけたMAPPA(マッパ)さん。

アニメの絵もきれいだったんですけど、映画の大スクリーンで観ると迫力が違う!

特にバトルシーンは臨場感溢れる効果音と合わさって見ごたえがありました。

映画の原作となったコミックスには描かれていない話やキャラの活躍シーンも織り込まれていたので、大興奮しっぱなしでした!(^^)! 

どんな話なの?

本作は本編の主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が呪術高専に入学する前の話です。

主人公は乙骨憂太(おっこつゆうた)。

彼は子ども頃に死んでしまった幼馴染のリカちゃんの呪いに悩んでいましたが、呪術高専編入し、そこで出会った仲間たちと共に少しづつ成長していきます。

そんな彼の前に呪詛師の夏油傑(げとうすぐる)が現れ、闘いに巻き込まれていくというもの。

主人公が違い、本編の番外編の話なので、アニメだけ観ていて原作のコミックスを読んでいないという人も楽しめると思います。

後半は色々なキャラが出てくるので、呪術廻戦のアニメファンにとってはたまらない内容です。

自分は原作が好きだったので、映画化されると聞いて楽しみにしていたのですが、公開された予告映像を観て一つ懸念していたことがありました。

それは憂太の声がエヴァンゲリオンのシンジ君だったこと。

乙骨がエヴァのシンジ君と重なる問題

乙骨を演じるのは緒方恵美(おがためぐみ)さん。

好きな声優さんですが、どうしても予告映像を観るとエヴァのシンジ君と重なってしまう…。

映画を観る前は不安の気持ちが大きかったのですが、それは杞憂に終わりました。

物語の序盤、憂太は自分の呪いのせいで周りの人が傷つくことに罪悪感を感じ、最初は死ぬことを考えるような後ろ向きな性格でした。

そういった彼の不安定で弱々しい部分と、緒方さんの胸を締め付けるような儚げな声がすごく合っています。

観る前はあれだけ不安だったのに、緒方さんの声が憂太と一体化していて、シンジ君ではなく、スクリーンの中には乙骨憂太がいました。

そのときは声優さんの演技力の素晴らしさにただただ感動しました。

また、リカちゃんは怨霊で「ゆゔたあぁ…」という不気味な声で話すんですけど、その声を花澤香菜(はなざわかな)さんが担当されていたこともびっくり!

花澤さんは「鬼滅の刃」の甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)役などほんわかとした優しい声のイメージだったのですが、劇場内に響く化け物をじみた声を聞いたとき鳥肌が立ちそうになるくらい怖くて「この人こんな声も出せるのか…」といい意味で期待を裏切られました。

また、原作にはない憂太とリカちゃんの幸せそうなやりとりのシーンが出てきます。

今はもうリカちゃんは亡くなっているので、二人がこんなふうに過ごせないことを考えると切なくて涙が出そうになりました。

この映画、人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊が出てくるので、一見ホラーっぽいんですけど、実は憂太とリカちゃんの純愛も見どころです。

もう一つの注目ポイントが敵役の夏油傑と呪術高専の教師・五条悟(ごじょうさとる)の関係性。

この2人についてはコミックスの8巻と9巻で詳しく描かれています。

最初、アニメで夏油を観ていて、「なんか憎めない奴だなあ…」と思っていたのですが、この2つの巻を読んでなぜ彼が呪術師の敵となったのかがわかり、切なくなりました。

8巻と9巻を読んでから映画を観ると、より深く物語を理解できると思います。

また、入場者プレゼントの0・5巻をゲットできました!

憂太たちの日常を描いた番外編や声優さんたちのインタビュー内容などが収録されていて面白かったです。

全国合計500万名に配布されるということなので、気になる方は早めに劇場にレッツゴー\(^o^)/

 

 

 

だめな自分を受け入れる大切を教えてくれたアニメ「王様ランキング」11話

 

アニメ「王様ランキング」の11話を見ました。

ほんわかとした絵柄で、一見子ども向けアニメかと思うのですが、登場人物たちが成長していく過程には勇気がもらえて、人として大切なことも教えてくれるので、大人も学べることが多いと思います。

今回特によかったのが主人公のボッジの剣の師匠、デスパーの言葉。

ちなみに演じているのは櫻井孝宏さん

ボッジの師匠のデスパーの言葉が深い!

デスパーは金目の物に目がなく、自分大好きなナルシストです。

酒場で荒くれ者に絡まれたときは無視をしていたのに、自分の顔をラクダ顔と言われたときは、「弟子の悪口は許しますけど私の悪口は許しませんよ!」と憤慨。

その様子を見ていたボッジの友だちカゲの「逆でしょ!」というツッコミが最高で、思わず笑ってしまいました。

自分中心のデスパーですが、親身になってボッジを鍛えたり、勇気づける言葉を掛けたりと優しい面もあります。

修行を終え、旅立とうとするボッジにデスパーはこう言います。

「ボッジ君あなたが気にしていることはもしかしたらあなたの長所なのかもしれない。あなたはその欠けたもので普通の人にはないいろんなことを経験しています。それは苦しいけれどきっと自分の道を切り開く力になるでしょう

そして、デスパーは力強くボッジの肩を両手で掴み、

「だから自分の全てを愛しなさい」

この言葉にボッジは号泣します。

人よりできないことが多く、周りから非難されたり、馬鹿にされたりと悲しい思いをしてきたボッジにとってこの言葉は心に響いたのかもしれません。

言葉も素晴らしいのですが、櫻井さんの穏やかで包み込んでくれるような優しい声も合わさって、観ているこっちも泣きそうになります( ;∀;)

できることがたくさんあることは素晴らしいですが、人間みんな完璧じゃない。

できないことの方が多くて、つい人と比べてしまい、だめな自分を責めがちです。

でも、自分がコンプレックスに感じていることは見方を変えれば強みになるかもしれないということをデスパーさんの言葉は教えてくれます。

力の弱いボッジはすばやく動き、人間の急所を学び、的確に攻撃することで強くなりました。

自分を諦めずにできることを精一杯努力する。

少しづつでも前に進もうともがけば道が開けることを今回の王様ランキングを観て学ぶことができました。

「どうしてこんなことこともできないんだろう」

「自分はほかの人よりも劣っている」

そう落ち込んだとき、できないことを嘆くのでなく、強みに変えられないかを考えてみると景色が変わってくるかもしれません。

 

 

 

俳優 堺雅人さんの意外な一面を知れるエッセイ本「文・堺雅人」

 

 

堺雅人さんの俳優としての日常生活を綴ったエッセイ本です。

堺さんが当時見聞きした情景描写がとにかく細かく描かれていて、記憶力が半端ないなと驚きました(;^ω^)

そして独特の表現や人間味溢れる文章。まるで堺雅人という主人公の物語を読んでいるような気持ちになりました。

さらに、撮影現場のオフショット付きと嬉しいおまけも!中でも、共演した本郷奏多君が描いた堺さんのシュールな似顔絵と、その隣になんとも言えない表情で写っている堺さんにはほっこりさせられました(*^▽^*)

「シュッとした頭のいい人」というイメージがあったのですが、読んだ後の印象はこう変わりました。

幼少期からの調べ魔さん

手術という言葉の言いにくさに腹が立ち、誰が手術という言葉を考案したのか文献上の初出を探したり、幼児園児のときは「カベムシ」という役があてられ、図鑑でその虫について調べたそうです。

幼稚園児の堺さんがカベムシを演じるために図鑑で調べ上げようとしている姿を想像すると、かわいくて、面白いなと思いました(*'ω'*)

何事も深く調べて考える堺さんだからこそ与えられた役をきちんと理解して表現できるのかもしれませんね。

型を徹底的に身につける

バーテンダー役をやるとなるとシェーカー素振りを日課にし、少年時代野球をしていたときは素振りを毎日欠かさずやっていたそう。

このことを堺さんはこう分析しています。

僕の場合、人前にでる準備として、ひとつの「型」を身につけるために素振りをしているようである。たぶん「型」をヨロイのように身にまとい安心したいのだろう

型を身につけるには何度も同じことを繰り返す必要があります。

様々な役を魅力的に演じる堺さんの根底いは、地道な努力があるんだとわかりました。

何かを身につけたいと思ったときは基本を徹底的に繰り返して、自分のものにする。

そういう姿勢を大切にしたいものです。

めちゃくちゃ文才がある

このエッセイ本を読んでいると、堺さんの博識のすごさを強く感じますが、同時にクスリと笑えるところもあります。

例えば、少年野球をしていたとき、自分が打席に立つ姿を「敗北の儀式」「白旗をかがけた軍師のように、せいいぱい威厳をだして」という表現が面白かったです。

また、電車に乗っていたとき、隣に座っていた女の子二人組が、堺さんが出演しているTV番組「恋愛新党」について話しているのを聞いているときの堺さんの心情が面白くて思わず吹き出しました(笑)

このように俳優、堺雅人さんの人柄や考え方、日常が垣間見える1冊となっています。